ラース・リーラーの聖地｜ブリンダーワン
ナマステ！インドに呼ばれた気がして思い切って渡印してしまった日本人スタッフの稲垣です！
前回のブログでブリンダーワンのプレムマンディルについてお話ししました。プレムマンディルの魅力はわかったけど、まず、ブリンダーワンって何？という疑問を持った方も少なくないと思います。ということで今回はブリンダーワンについてお話ししようと思います！
前回のプレムマンディルについてのブログはこちら↓
https://bangaloremedia.jp/blog/PremMandir.html
クリシュナ神についてのブログはこちら↓
https://indozoomin.jp/blog/Krishna.html
ブリンダーワンとは
まず、ブリンダーワンは、とある地名です。ウッタルプラデーシュ州に位置しており、同じくクリシュナ神関係で有名なマトゥラーというところ（クリシュナ神が誕生したところとされています）から北に15km行ったところにあります。ちなみにマトゥラーはデリーから南に145kmほど行ったところにあります。ということは単純計算でデリーから南に130km行ったらブリンダーワンということ？ブリンダーワン、ないしマトゥラーはクリシュナ神の聖地として知られています。クリシュナ神はヴィシュヌ神の化身であるため、ヴィシュヌ神巡礼地とも言われています。
ブリンダーワンはクリシュナ神が牧女と戯れながら育ったと言われている土地です。カタカナでこのことをラース・リーラーと言います。ちなみに、クリシュナ・リーラーという言葉は、クリシュナ神の人生における冒険や神話を総称して使われます。クリシュナ・リーラーの一部がラース・リーラーというわけです。
カタカナが増えてきました、、。
ラース・リーラーとは
ラース・リーラーについてもう少し説明しておきましょう。ラース・リーラーは、クリシュナ神とその信者であるゴーピー（牧女）たちとの神聖な舞踏と愛の遊びを表現するヒンドゥー教の重要な神話的物語です。この物語は、特にクリシュナ神がブリンダーワンでゴーピーたちと共に夜に行った舞踏に焦点を当てています。「ラース（rasa）」は「愛」や「喜び」を意味し、「リーラー（leela）」は「遊び」や「行為」を意味します。ラース・リーラーは、神の愛の無限さと神聖な魅力を象徴する物語です。ラース・リーラーは、クリシュナ神がフルートを奏でながら夜間に行われます。クリシュナ神といえばラース・リーラー、ラース・リーラーといえばブリンダーワン、です。
霊的なつながり
クリシュナ神とゴーピーたちの関係は、神と信者との深い愛の絆を象徴しています。ここでの愛は無条件であり、物理的な世界の枠を超えた霊的な結びつきです。この愛は、霊的な求道者が神との一体感を求める過程を表しています。ちなみに、中でも特に有名なのがラーダーとの関係です。ラーダーはクリシュナ神への愛を象徴する存在で、彼との神聖で深い愛の結びつきが物語の中心となります。プレムマンディルでもラーダーとクリシュナ神を象徴する像がたくさん建てられていました。
まとめ
カタカナが多くなってしまった今回のブログでしたが、なんとなくラース・リーラーについてつかめたでしょうか。神と信者の霊的なつながりを象徴しているラース・リーラーが行われるブリンダーワンはとても神秘的です。みなさんもぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。インドでのロケーション撮影やイベント開催をお考えの方へ
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今日のヒンディー語
『ラート रात (raat)』=夜
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