【映画レビュー】ボリウッドのTOILET:A LOVE STORY

今更でごめんなさい…。


子供

もうとっくに公開は終了してしまっていますが、 レビューを書くと以前のブログで書いていたので…。

これを観たのは公開直後の8/15、 独立記念日でした。

政府の「クリーンキャンペーン」の一環で、 かなり前評判があったためか、 超満席でした!!

でもボリウッドムービーは基本ヒンディー語。 英語の字幕も付きませんから、 迷ったんですが、何だか気になってしまったし、 前回のブログで書いた責任感からも観ることにしました!!


ウコン

上映前はみんな起立してインドの国歌斉唱。 さらにもう一つインドの映画館の特徴は、 必ずインターバルがあること。

ボリウッド映画はそもそもインターバルを踏まえて 構想されているから良いかもしれませんが、 ハリウッドや他国の映画はインターバルはありませんから、 インドで映画を見ると必ず途中でプツっと止められる…。 イイとこで「なんでやねーん!!」ってなります。

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さて、肝心の中身のお話。

主人公の男性を演じたアクシャイ・クマールさんは、 現在50歳、代表作は『Singh Is Bliing』など 多数のボリウッド映画で主役を務めています。


幽霊

アクシャイさん演じるケーシャヴは、 クセの強いバラモンの僧侶階級のパンディトのお父さんと、 弟ナールーと3人で自転車屋さんを経営していました。

日本人スタッフにとってほとんどのセリフは理解不能でしたが、 この弟くんがお笑い担当なのか、 彼が喋る度にインド人がドッカンドッカン笑います。 膝や椅子の手すりをガンガン叩いて大爆笑。 そんな様子を見て圧倒される筆者なのでした。。。

ある日、列車に乗ったケーシャヴは偶然であった、 ブーミ・ペードネーカルさん演じるジャヤーに一目ぼれします。 このヒロイン女性、トイレットでは美しい女優さんでしたが、 デビュー作はおデブさんの役で一躍有名になったそうです。


インコ

以前別件のリサーチでインド人の太った女性を検索していたら、 彼女の写真がたくさん出てきてて、あ、この人か!!と合点しました!

あっちこっち話が飛んでスイマセン…w

でもお話はご想像に違わず2人は恋に落ちます。 その過程が日本人からするとチョット気持ち悪い…。

ケージャヴがジャヤーの家に自転車を届けるのですが、 その後、事ある毎に彼女をストーキングします。 こっそりスマホで写真も連写して撮ります。

日本でやったら犯罪やん!と思い、 後日会社のインド人スタッフに、 「インド人の恋愛で映画内の行為は普通なの?」 と尋ねると、 「インドではよくあることです」 とのこと…。

ムリやぁ…、怖いわぁ…。 庶民の公の娯楽であんなこと通常に映したら、 アカンわぁ、犯罪助長やわぁ…。

この映画で一番印象に残ったシーンでした。

まぁその後女性も男性に一目惚れしていたので、 同じくストーキングしてたんですけどね…。 「お前もかーい!!」ってかなりツッコミどころ満載!!

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その後、無事2人は結婚しますが、 問題は初夜の翌日に起こる…。

家にトイレがない!! …なんで初めに確認せんのか!! この村では用をたす為に女性は夜明け前に連れ立って、 人目のない森に、トイレ用の銀の壺を持って行く、 ローター・パーティーが習わしだったのです。 …なんで初めに確認せんのか!! 「トイレが無いならお読めに来なかった」と奥さん。 …なんで初めに確認せんのか!!

…ツッコみ出したら止まりませんので自粛しますが、 前回のブログを書くまでは、 インドでそういった光景を見たことがなかった筆者。 その後ついに生で見る機会に遭遇しました。

それはハリドワールで! ガンジス川に巡礼に来た地方の方々は、 ホテルではなく、川沿いに野宿で一夜を明かします。 朝夜明け前に川から少し離れた、大通り沿いの草むらに たくさんのしゃがんでいる人々を見ました。

この映画を観るまで、この映画の背景を知らなかったら、 しゃがんでいる彼らのことを気に留めなかったかもしれません。 ちゃんと銀の壺も横に置かれていました。 ハリドワールで見かけた彼らは地元民ではないのでしょうが、 こういったことが常日頃から、 当たり前に行われている現実を目の当たりにして、 なかなかの衝撃でした…。

インド人がトイレを家の敷地内に作らない理由は前回も述べましたが、 そのまさにが今回の映画でのお父さん。  

家でたせない用をあの手この手で乗り越えようとする健気な2人…、 面白い視点だと思ったのもあったから観たかった映画でしたが、 言葉が分からなくても伝わってくるチープなストーリーにガッカリでした。

90分くらいにキュッとまとめられる話を、 ダラダラと2時間半も垂れ流し、 途中のインターバル、トイレ休憩なんかなくして、 もう終わっても良いとつくづく思いましたよ。

政府が関わる映画だから、 何か政治的なものがあったのかもしれませんが、 全然面白くなかった。

唯一、映像がキレイだなぁと思ったのは、 ホーリーのダンスシーン。 カラフルな粉をハイスピードカメラで、 キレイに撮ってましたし、 ダンスもよくあるワチャワチャしたものでなく、 ストーリーの終盤に合わせた切ないメロディで、 このシーンだけは観て良かったと思えました。

ゴリ押しはしませんが、 皆さんもインドの文化も含め興味がありましたら、 ぜひ観てみて下さい! もう既にネットでフルバージョンが観れます…。

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