シャー・ジャハーンの生涯


インドのタージマハルの西のモスク

ナマステ!インドに呼ばれた気がして思い切って渡印してしまった日本人スタッフの稲垣です!
これまで二回続けてタージ・マハルについてお話ししてきました。しかし、今のところ創設者である、シャー・ジャハーンについての情報は愛妻者だったということのみ、、。ということで!今回はシャー・ジャハーンの生涯についてお話ししていこうと思います!

シャー・ジャハーンとは

まず、シャー・ジャハーンについて簡単に触れておきます。シャー・ジャハーン(Shah Jahan)は、インドのムガル帝国の第5代皇帝で、特にタージ・マハルの建設者として広く知られています。彼の治世(1628年~1658年)は、ムガル帝国の最盛期の一つであり、建築や文化、繁栄において重要な時期でした。

幼少期と即位

  • 誕生と家族背景: シャー・ジャハーンは、1592年1月5日にアグラで生まれました。父はムガル帝国の第四代皇帝アクバル大帝、母はマリム・ウッザマニ・ベーグムで、一家の三男として生まれました。ちなみに母はアールマール王国の君主ウダイ・シンの娘です。彼は、ムガル帝国の次期皇帝候補として非常に優れた教育を受け、軍事や行政の訓練も行いました。

  • 若い頃: シャー・ジャハーンは非常に野心的で、政治や軍事的な戦いにおいても目立つ存在でした。彼は特に軍事的才能を持ち、若い頃から父アクバル大帝に仕官し、王国を守るために数多くの戦いに参加しました。

即位までの過程

シャー・ジャハーンの即位には、兄弟との激しい権力争いが絡んでいます。父アクバルの死後、シャー・ジャハーンは即位を目指しましたが、彼の兄弟が反発しました。最終的に、シャー・ジャハーンは軍事的な戦いを経て、1628年にムガル帝国の皇帝として即位しました。

治世の特徴

  • 統治と政策: シャー・ジャハーンは非常に賢明であり、帝国の行政を強化し、インド全土を効率的に統治しました。彼は商業、文化、芸術、建築に関心を持ち、ムガル帝国の経済を活性化させ、社会の発展を促しました。また、彼の治世中にインドの都市、特にアグラやデリーのインフラや建築が大いに発展しました。

  • 外交と戦争:シャー・ジャハーンは積極的に外交活動を行い、周辺国との関係を強化しました。また、彼は特にデカン地方での戦争を行い、ムガル帝国の領土を広げました。

タージ・マハルの建設

前々回にも詳しくお話ししているので、こちらは要点をサラッとまとめておきますね。
タージマハルについてのブログはこちら↓
https://bangaloremedia.jp/blog/HistoryOfTajMahal.html

  • 愛妻ムムターズ・マハルの死:ムムターズ・マハルは、シャー・ジャハーンの最愛の妻であり、彼との間に14人の子供を授かりました。1631年、ムムターズ・マハルが出産中に亡くなると、シャー・ジャハーンは深く悲しみ、彼女を記念する壮大な墓を建設することを決意しました。

  • タージ・マハルの建設:タージ・マハルは、アグラにある壮麗な白い大理石の霊廟で、シャー・ジャハーンがムムターズ・マハルを悼んで建設を開始したものです。建設には約20年かかり、約2万人の労働者が関わりました。タージ・マハルは世界的に有名な建築物で、インドの文化遺産としてユネスコの世界遺産にも登録されています。

晩年と権力の喪失

  • アウラングゼーブとの対立: ●シャー・ジャハーンの治世後期には、息子であるアウラングゼーブとの対立が激化しました。というのも、タージ・マハルの建設にはかなりの費用がかかり、そのおかげでムガル帝国は一気に財政難に陥りました。このことからムガル帝国の滅亡を危惧した息子が大激怒したというわけです。結果、この財政難がムガル帝国衰退にも繋がっていきます。

  • 幽閉: 最終的に、アウラングゼーブは1648年に反乱を起こし、シャー・ジャハーンを幽閉します。シャー・ジャハーンは、アグラ城に監禁され、そこで亡くなるまで過ごしました。彼が幽閉されていた間、彼の唯一の慰めはタージ・マハルを見ることでした。

  • 死去: シャー・ジャハーンは1666年に亡くなり、彼の遺体はタージ・マハルのムムターズ・マハルの隣に埋葬されました。彼の死後、アウラングゼーブが皇帝として即位しました。


まとめ

シャー・ジャハーンの一生についてお話ししてきましたが、どうでしたか?歴史を知るとまた違った見方ができるので面白いですね。
優れた能力を持っていた人にも「恋は盲目」という言葉は当てはまるんだなぁ。

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