二つの意味を持つ言葉|हरे(ハレー)



インドの二つの意味を持つ言葉

ナマステ!インドに呼ばれた気がして思い切って渡印してしまった日本人スタッフの稲垣です!
ヒンドゥー教の讃歌を聞くと必ずと言っていいほど登場する、「हरे(ハレー)」という言葉。
今回はその意味についてお話ししようと思います。

हरे(ハレー)とは

「हरे」は、ヒンディー語において「緑」を意味する単語ですが、宗教的・神聖な意味でも非常に重要な役割を持っています。特に、ヒンドゥー教において、「हरे」には深い神聖な意味が込められています。ちなみに、緑という意味の単語は、正しくは「हरा(ハラー)」です。男性斜格の時、または男性複数形の単語を修飾する時に「हरे(ハレー)」になります。हरे(ハレー)は「हरा(ハラー)」の変化形であるときに、緑という意味を持ちます。
つまり、宗教的・神聖な意味を持つ際は「हरा(ハラー)」の変化形ではありません。サンスクリットで「हर (ハル)」=「取り去る者、解放する者、救済する者」で、それが転じた形になります。

「हरे(ハレー)」の宗教的意味

「हर(ハル) 」という言葉自体は、クリシュナやヴィシュヌの別名として使われることがあります。「हर (ハル)」とは、サンスクリット語で「取り除く者」や「救う者」という意味があり、この神々が悪を取り除き、信者を守る存在であることを示しています。「Hare Krishna」や「Hare Ram」のように、「हरे(ハレー)」は神々に呼びかける際に使われ、その神聖な力を強調します。「Hare Krishna」というマントラは、ヒンドゥー教の神々、特にクリシュナ神やヴィシュヌ神を呼びかけるための言葉として使われます。この言葉は、神の力を求めるための祈りであり、信者が心を込めて神に近づくために唱えるものです。「Hare Ram」も同様に、ラーマ神を呼びかける言葉です。ラーマ神は、ヴィシュヌ神のもう一つの化身で、英雄的な存在として知られています。

宗教的儀式と神聖な歌

バジャンやキールタン(宗教的な歌や詩)で、「Hare Krishna」や「Hare Ram」を繰り返し唱えることは、信者が神との一体感を深めるための儀式の一部です。このような歌やマントラは、神への献身を表現し、心の平安を得るために行われます。

まとめ

私はもともと「हरा(ハラー)」=緑だと知っていたので、「Hare Krishna」や「Hare Ram」と言っているのを聞いて、なんで緑なのだろうと疑問に思っていました。しかし、それは「हर (ハル)」というサンスクリットからきていたのですね、納得。
讃歌を聞いてみると必ず「हरे(ハレー)」は出てくるので、みなさんもぜひ聞いてみてください!

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