ハラールって何?





インドのハラール

ナマステ!インドに呼ばれた気がして思い切って渡印してしまった日本人スタッフの稲垣です!
先日、インドのお肉事情についてお話ししましたが、やはり、理解するのは非常に難しいですよね。今回はイスラム教のハラールとおいう考え方についてお話ししようと思います。

ハラールとは

「ハラール(Halal)」は、イスラム教における許される、合法的な行為や物事を指すアラビア語の言葉で、直訳すると「許された」「合法的」という意味です。特に、食品や飲み物、生活様式、経済取引、行動に関する指針として重要視されています。ハラールはイスラム教徒が遵守すべきルールの一部であり、特に食品の選択において重要な役割を果たしています。食べ物に以外にもハラールは影響するんですね。知らなかった。

ハラール肉

ハラール肉は、イスラム式の屠殺(とさつ:食用のために動物を殺す行為)方法に従って処理されている必要があります。肉は必ずイスラム教徒の屠殺人(ハラールの方法を理解している人)によって屠殺されます。動物を屠殺する際には、特定の部位を切断します。具体的には、気管、食道、血管、頸動脈を切ります。血液が流れることで肉が「死肉」にならず、血液の汚れが取り除かれ、清潔な肉として食べられることが確保されます。
ハラール屠殺が適用される動物は、基本的にはイスラム法で許されている動物です。たとえば、牛、羊、鶏、ヤギなどが対象ですが、豚や犬、または死んだ動物(死肉、自然死)はハラールではありません。イスラム法に従い、動物は適切に飼育され、健康で清潔であることが求められます。動物は屠殺時に生きていなければなりません。つまり、動物が死んでから屠殺してはならず、安楽死や動物を殺した後に食肉を得る行為はハラールではありません。

ハラーム

ハラーム(Haram)は、イスラム教において「禁じられていること」「許されていないこと」を意味するアラビア語の言葉です。つまり、ハラールの反対を意味します。これは、神(アッラー)の意志に反する行為、食べ物、飲み物、行動などを指し、イスラム法においては避けなければならないものとされています。ハラームの概念は、イスラム教徒が道徳的かつ宗教的な義務を守るための基準となっています。豚肉やアルコールはこのハラームにあたります。

ハラールは何を意味するのか

ではなぜイスラム教徒はハラールを守るのでしょうか。ハラールの根底は、神(アッラー)の意志に従うことにあります。すべての行為や食物は、清潔で道徳的であるべきとされ、動物の命や人間の健康を尊重します。これにより、イスラム教徒は宗教的な義務を果たし、倫理的な生活を送ることが求められます。

まとめ

お肉を食べるときに、このようなことを考えたことなかったなと自分の中で新たな視点ができました。日本では「いただきます」「ごちそうさま」と食前、食後に必ず言いますが、人間の命だけでなく、動物の命までもをここまで深く考えられている人はどのぐらいいるのだろうと思いました。インドにきてから本当に食のありがたみを感じています。もっと大切にご飯食べないとなぁ。

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今日のヒンディー語
『スアル सुअर (suar)』=豚
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