タージマハルのモデル!?|フマユーン廟
ナマステ!インドに呼ばれた気がして思い切って渡印してしまった日本人スタッフの稲垣です!
みなさんは、かの有名なタージマハルの見本となった建物があることをご存じですか?今回は、タージマハルに影響を与えたと言われている、フマユーン廟についてお話ししようと思います!
フマユーン廟とは
フマユーン廟(Humayun's Tomb)は、インドのデリーにあるムガル帝国の第2代皇帝、フマユーンのために建てられた壮大な墓です。この廟は、ムガール建築の中でも非常に重要な存在とされており、世界遺産にも登録されています。建設の背景
フマユーン廟は、フマユーンが1556年に亡くなった後、彼の未亡人であるエム・ハー・ビガム(Humayun's wife, Empress Bega Begum)によって建設が始められました。王妃がペルシアの出身だったそうで、ペルシア人によって設計されたそうです。ムガル帝国が初めて建てたペルシア系インド洋式の綺麗な霊廟として有名です。建築様式とデザイン
フマユーン廟は、ムガル建築様式を代表する建物で、特にそのペルシア風のデザインが特徴的です。- 中央のドーム:廟の中央にある大きなドームは、ペルシアの建築様式に影響され、ムガル建築のアイコンとなっています。ドームは白い大理石で覆われており、その周りには装飾が施されています。
- 対称性と庭園:廟は、典型的なチャハール・バグ(四分庭園)スタイルで設計されています。中央に水路が走り、池が配置された美しい庭園が広がっています。庭園は、ムガル帝国の理想的な楽園の象徴とされています。
- 赤い砂岩と大理石:廟の建材として、赤い砂岩が多く使用されており、これはムガル建築においてよく見られる特徴です。また、ドームや一部の装飾には大理石も使われ、建物全体に豪華さと壮麗さを加えています。
構造と内部
- 中央墓室:フマユーンの墓は廟の中央にあり、その周りに他のムガール王族や貴族の墓も並んでいます。墓室はシンプルでありながら、装飾が施され、荘厳な雰囲気を持っています。
- 墓の周辺:廟の周囲には、フマユーンの家族やその他の重要人物の墓が点在しており、これらの墓は廟の敷地内に配置されています。つまり、フマユーン廟は単なる個人の墓ではなく、ムガール帝国の重要な歴史的場でもあるということです。
重要性と文化的影響
フマユーン廟は、ムガル帝国の建築技術と美学を象徴する建物です。この廟は、ムガル建築における「ドーム型の建築」や庭園設計の発展において、非常に重要な役割を果たしました。また、フマユーン廟は、後のタージマハル(ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハンが建てた)に直接的な影響を与えたと言われています。特に、タージマハルのデザインに見られる中央のドームや庭園の構造は、フマユーン廟をモデルにしているとされています。まとめ
タージマハルは知っているけれど、フマユーン廟のことは知らないという方も少なくないと思います。このフマユーン廟はデリーにあるので、こちらを見てからアグラのタージマハルに行くことをとってもおすすめします!きっと一味違ったインド観光ができるでしょう。インドでのロケーション撮影やイベント開催をお考えの方へ
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